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七姉妹の正体

ちょっとメモしておきたくなったんで書き書き。
EP7では意外な登場を果たした七姉妹について、EP4漫画を読んでたら合わせて気になることを思い出しました。

既出もいいとこな話かと思いますが自分用メモー!






・ベアトリーチェ(=ヤス)の七姉妹
大人びている。仲が悪い。要領は良さげ。
これ、おそらくはヤスの周りにいた使用人達がモデルだろう……EP7やってる当時はあくまで七姉妹が舞台上で演じてるものと思ってたけど、振り返ってみるとそうでは無さそう。
もちろん容姿などは違うかもしれない。細かい性格も違うかもしれない。
でも、「煉獄の七姉妹」のキャラクターを形作る上で、あの使用人達の存在はきっと欠かせなかった。
……と言ってもヤスにとっては、微妙な存在だっただろうけど;

多分、だからこそ出題編ベアトの召喚する七姉妹達は「残酷」。
一人が足を引っ張れば皆でそれを詰る、という状況は、もしかしたらヤスに向けられてきた嫌がらせを指しているのかもしれない。
使用人達はストレスもあって、結構イライラしてる描写も多かった。
そこが七姉妹にもフィードバックされて、「命令には従うが遅れを取れば容赦しない」という基本設定に繋がっていそう。
それを自らが従える、ということに、ヤスは多少なりとも優越感を抱いていたかも……。
身近な人をキャラクターモデルにすること自体は結構よくある話なので、この従属がヤスの「理想」の七姉妹との光景であったことは間違い無いと思う。


・マリアとエンジェの七姉妹
こちらは子どもっぽい。仲が良い。騒がしい。
ヤスの場合と異なり、マリアやエンジェによって呼び出された七姉妹にはおそらくモデルがいない。
正確には「元はベアト(=ヤス)のデザインした七姉妹そのままだったけれども、それをマリアが自分の中の幻想に取り入れる際に認識変更した」のではないだろうか。
マリアは原初の魔女。
どんなに悲しいことも自らの意識によってプラスに変える、白き魔女。
よってベアトに紹介された「原罪を背負う残酷な七姉妹」を、「原罪に基づく性質を持つ明るい七姉妹」という解釈に変えたんだと思う。

またエンジェもマリアの魔導書(日記)を読んでいたため、その性質を受け継ぐ七姉妹を幻想した。
七姉妹を受け入れた最初の理由が「マリアにとってのさくたろうのような友達が欲しい」だったこともあるし、そうなればおどろおどろしいベアト版の七姉妹よりは喧嘩するほど仲良しなマリア版の七姉妹を自身の幻想に取り込むのは当然。
下手をしたらEP4のマリアもエンジェの幻想なんだし、EP4の七姉妹は全般的にエンジェが生み出したものとしてもいい気もするけど……。
まぁ、これは判断が難しいので置いておく。


・七姉妹解釈
更に言うと、以上のためにベアト版/マリア版では設定が異なる姉妹も多い。
(以下は私の解釈ですが)

傲慢:ルシファー
→最弱で偉そう、妹にいじめられる/長女として皆をまとめようとしては失敗
嫉妬:レヴィアタン
→泣き虫、皆を妬んでいる/泣くには泣くが割としっかり
憤怒:サタン
→怒りっぽい、ピリピリして人を寄せ付けない/怒りんぼだが割と素直
怠惰:ベルフェゴール
→残酷、いつも落ち着いている/大人っぽく沈着冷静
強欲:マモン
→皮肉屋、皆を煽る/何でも一番を願う努力家
暴食:ベルゼブブ
→食への執着、執拗/食いしん坊だが憎めない
色欲:アスモデウス
→からかい、無邪気ゆえの残虐/末っ子気質、ベルゼと仲良し

……文章には上手く出来ないが、要は「物は言いよう」なのが七姉妹の性質なのかなぁと考えてしまう。
たとえば、わかりやすい所で行くとルシファー。
EP2、3ではひたすらいじめられっ子ポジションだが、EP4で登場する時には妹達にはおちょくられる程度で済んでいる。
またエンジェとの初邂逅シーンで、マリアに進言するのもルシファーだ。
明らかに、「長女」としての立場が向上してはいないか?

で、更に明確なのはマモン。
「強欲」と言うと聴こえは悪いが、エンジェと過ごす中で描かれるマモンの姿は「努力家」「知識欲旺盛」「友人を大切にする」等々、広く解釈されてエンジェを勇気付けている。
そしてエンジェの傍にいた時間が最も長いこともあり、かなり細かい設定が練られているとわかる。
これはマリアがプラスに解釈した七姉妹を残酷な「家具」からより人間的な「友達」にまで昇華した、エンジェの魔法なのかもしれない。



長い!
ええっと……要は「七姉妹のモデルをどこに置いたか」が、ベアトとマリア&エンジェの中の七姉妹像の違いなんじゃないか、って話ですね;
ベアトは七姉妹の人間像にモデルがいるために、彼女達を「家具(部下)」としてしか見られない。
だから「七杭」の面が強い。
それがマリアやエンジェの場合はモデルがいないがゆえに、彼女達を「悪戯っ子な友達(対等)」と見なせる。
だから「七姉妹」の面が強い。
まさに、「愛が無ければ視えない」な感じかもしれない(笑)

ちなみにバトラも七姉妹をEP5、6で使役してますが、こちらについてはベアト版・マリア&エンジェ版の七姉妹の性格が半々に混じってるような気がしてます。
家具としての使命に燃えながらも、姉妹で一致団結してる所とか。
EP6ラストなんて、ルシファーが「家具とは何か」のVSガートルード戦で美味しい所持ってってますし!


書くだけ書いたら満足したのでこの辺でー。

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